はじめに
Xiaomiのタブレットシリーズの中でも最上位に位置する「Xiaomi Pad 6S Pro」。
圧倒的な性能と美しいディスプレイを備え、ビジネスにもエンタメにも妥協のない完成度で注目を集めた1台です。
重量級ゲームが60FPSで遊ぶことができ、12.4インチの大画面にストレージも最小が256GBと、スキのない構成です。
そんなタブレットが7万円弱で購入できたので、今冷静に考えるとコスパが凄すぎる機種ですね。
ただし、現在このモデルは国内外を含めて公式販売が終了しており、新品の購入ができません。
そのため、この記事は「後継機を選ぶ際の参考資料」あるいは「中古・並行輸入で検討している方へのガイド」としてお読みください。
デザインと質感 ― 高級ノートPCのような佇まい
Xiaomi Pad 6S Proを手に取ってまず感じるのは、その高級感あふれるデザインと仕上げです。
筐体はアルミユニボディ構造で、剛性と美しさを両立。手触りはサラリとしており、金属特有のひんやり感が心地よい印象です。
サイズは約 278.7 × 191.6 × 6.26mm、重量は約 590g。
12.4インチの大画面ながら厚みはわずか6mm台と薄く、手に持っても「見た目ほどの重さを感じない」バランスの良さがあります。
ベゼル(画面枠)は控えめな幅で、視覚的な没入感を高めています。
本体の剛性感が非常に高く、たわみやきしみもほとんど感じられません。
まさに「高級ノートPCをそのまま小型化したような質感」という表現がぴったりです。
スペックと性能 ― 現行タブレットでもトップクラスの実力
基本仕様
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| ディスプレイ | 12.4インチ 3K(3048×2032) / 144Hz / IPS |
| プロセッサ | Snapdragon 8 Gen 2 |
| メモリ | 8GB / 12GB |
| ストレージ | 256GB / 512GB |
| バッテリー | 10,000mAh(120W急速充電対応) |
| OS | Xiaomi HyperOS |
| スピーカー | 6基(Dolby Atmos対応) |
| 重量 | 約590g |
| 素材 | アルミユニボディ |
搭載されているSnapdragon 8 Gen 2は、ハイエンドスマートフォンにも使われている現行最強クラスのチップ。
4K動画編集、画像処理、3Dゲームといった重い作業も余裕でこなします。
Antutuベンチマークでは150万点超を記録し、タブレットとしてはトップレベル。
日常操作はもちろん、複数アプリを同時に動かしても動作の引っかかりは皆無です。
実際に測定した結果が下記になります。

ディスプレイとサウンド ― 3K・144Hzが生み出す“没入感”
12.4インチ・3K解像度のディスプレイは、発色・明るさ・視野角すべてが優秀です。
IPSパネルながら有機ELに匹敵するほどの鮮やかさを持ち、色再現性はプロレベルです。
特筆すべきは144Hzの高リフレッシュレート。
ウェブブラウジング、SNS、ゲーム、動画編集などあらゆるシーンで動作が非常に滑らかで、一度使うと戻れない快適さです。
もしiPadシリーズで高リフレッシュレートの機器を使用したい場合、最上位のiPad proを購入する必要があります。
それと同等以上のリフレッシュレートが10万円以下の端末で実現されているので、改めてコストパフォーマンスの凄さを実感します。
また、スピーカーは左右対称に6基搭載。
Dolby Atmosにも対応しており、映画やライブ映像を再生すると、まるで空間全体から音が包み込むような臨場感があります。
外部スピーカーが不要なほど完成度が高く、タブレット単体で「映像+音楽体験」が完結します。
実際の使用感レビュー
分割作業もスムーズ ― ビジネス用途にも理想的
Xiaomi HyperOSでは、アプリの分割表示(Split View)が非常にスムーズです。
12.4インチの広い画面と3:2に近いアスペクト比により、資料を開きながらメモを取る、動画を見ながらSNSをチェックなど、マルチタスクが快適にこなせます。
また、筆圧検知に対応したスタイラスペン(別売り)も使用可能。
遅延が少なく、線の入り抜きも自然で、イラスト制作やPDFへの手書き注釈もストレスなく行えました。
「紙のノートに書いているような感覚」に近く、作業用デバイスとしても優秀です。
120W急速充電にも対応しており、約30分でフル充電という驚異的なスピードを実現。
外出先や出張中でも短時間で復帰できるのは大きな魅力です。
エンタメ性能 ― 映像・音・ゲームすべてが圧倒的
動画視聴
NetflixやYouTubeなどのストリーミング再生は、3Kパネルの高精細さと6スピーカーの立体音響で文句なし。
HDRコンテンツも鮮やかに表示され、映像作品の細部までしっかり描写されます。
大画面を活かし、まるで小型テレビを持ち歩いているかのような体験ができます。
ゲームプレイ(原神・鳴潮)
筆者が特に気になっていたのはゲーム性能。
そこで、「原神」と「鳴潮(Wuthering Waves)」の2タイトルをテストプレイしました。
- 原神(最高画質設定):平均60fpsを維持。ロード時間も短く、戦闘中もカクつきなし。
- 鳴潮:高画質設定でも安定して動作。マップ移動時も遅延はほぼ皆無。
どちらもSnapdragon 8 Gen 2のパワーをフルに発揮しており、現行Androidタブレット中でも最も快適なプレイ環境と断言できます。
放熱設計も優秀で、長時間プレイしても手に熱が伝わりにくい構造です。
この2つのゲームが快適に遊べるのなら、おおよそすべてのゲームが快適に遊べるでしょう。
気になった点・注意点
性能・完成度ともに文句なしのXiaomi Pad 6S Proですが、いくつか注意しておきたいポイントもあります。
- 携帯性はやや低め
→ 12.4インチは据え置き利用に最適ですが、持ち歩き中心だと大きさが気になる。 - アクセサリーが別売り
→ キーボード・ペンを揃えるとコストがかさむ。 - Androidアプリの最適化問題
→ iPadほどタブレットUIに最適化されていないアプリもある。 - 国内でのサポートが限定的
→ 並行輸入品が中心のため、修理や保証は要確認。 - 発熱は高負荷時にやや感じる
→ とはいえ、筐体の放熱性が高く、実用上の問題はほぼなし。
まとめ:性能も完成度も「頂点」クラスのAndroidタブレット
「Xiaomi Pad 6S Pro」は、ハード面・ソフト面ともに完成度が非常に高く、
「仕事も遊びも妥協したくない」ユーザーにとって理想的なタブレットでした。
12.4インチの大画面と144Hzディスプレイ、Snapdragon 8 Gen 2の圧倒的パワー、そして120W急速充電。
どれを取っても、2025年時点でも通用するハイエンド仕様です。
惜しくも現在は新品購入が難しいモデルですが、
後継機(Xiaomi Pad 7シリーズなど)を検討する際の「基準」として、今でも十分参考になる完成度を誇ります。
「このタブレットがあれば、資料作成も原神も1台で完結する」
——そんな万能感を味わえる、数少ないAndroidタブレットです。


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